2006年8月25日放送
株式会社夢真ホールディングス
代表取締役会長兼社長CEO 佐藤 眞吾さん
建設業界は今でも、
7〜10%の利益がだせる業界です
日本初の敵対的買収を仕掛け、買収ブームに火をつけた同社。「何でも初めてが好きなんだな。良いものがあれば、すぐに方針を変えます」という佐藤さん。その戦略とは。
URL
http://www.yumeshin.co.jp/
設 立
1990年10月
上 場
2003年9月 大証ヘラクレス上場
銘柄コード
2362(
Yahoo!で株価を見る
)
資本金
805百万円(2005年9月末日現在)
従業員数
国内1840名、海外191名(2005年9月末日現在)
主な業務
施工図作図と建設施工監理を原点にM&Aで急拡大。建設周辺業務の One Stop Solutionを目指しグループ形成
日本初の敵対的買収に挑戦したその真意
最近のホットな話題の一つが、企業間の「敵対的買収」。これを日本で初めて行った会社を覚えていらっしゃるでしょうか。その会社は、株式会社夢真(ゆめしん)ホールディングス(以下、夢真HDG)。日本の企業買収の新たなステージは、この夢真HDGによって切り拓かれたと言っても過言ではありません。
さて、この夢真HDGによるM&Aは、話題になった日本技開だけではありません。12社ある夢真HDGグループ企業のなかで、9社は、M&Aによるものです。こうしたM&Aを積極的に行ってきた責任者であり、創業者の代表取締役会長兼社長CEOの佐藤眞吾さんにお話をうかがいました。
佐藤さんとお会いするのは、今回が二回目。前回お会いした2年前は、建設現場に監督や人材を派遣する株式会社夢真の社長さんでした。たった2年間での大躍進には、驚くものがあります。「スピードが速すぎると言う人もいますが、やはりチャンスをつかむことが大切ですから」とおっしゃる佐藤さん。その言葉は、経営者としての長年の経験に裏打ちされたものです。
「何でも初めてが好きなんだな」
佐藤さんが、事業主として独り立ちされたのは、1970年のこと。そして、夢真の前身となる会社を起業されたのが、1980年。その5年後には、早くもアジア各地に進出し、ベトナムへの設計図作成のアウトソーシングを確立していたのだそう。
「何でも初めてが好きなんだな。それに、良いものがあれば、すぐに方針を変えますから」。こうした佐藤さんの経営哲学は、長年の経営での数多くの失敗があったからこそ、得たものだとか。
建設業界再生の見取り図が、現実化を始める
そして、いよいよこうした経験を、建設業界を元気にするために活かそうと、動き始めた第一歩が、M&Aだったのです。バブル崩壊後、大きな痛手を受けた建設業界に対して、「考え方さえ変えれば、7%〜10%の利益を出すことができる」ことを実践して、提示したいと佐藤さんはおっしゃいます。
ただただM&Aを繰り返して、収益を上げる投資ファンドとは異なり、佐藤さんの取り組まれるM&Aは、建設業界再生のための処方箋の提示でもあったのです。これからは、グループ各企業のシナジー効果を高め、総合力で収益アップが目に見える時期を迎えるとのこと。
「長年の下積みからようやく上場企業になった今こそ、自分自身も会長として、経営から身を引くのではなく、社会に貢献すべく経営者として努力したい」そうおっしゃる佐藤さんの姿は、多くの上場を目指す経営者の方のお手本になるのではないでしょうか。
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