2006年9月29日放送
株式会社ファーストエスコ
代表取締役社長(※放送当時) 筒見 憲三さん
環境とビジネスをつなぐ
地球規模の環境ビジネスが始動
シンクタンクの異業種コンソーシアムから生まれた日本初のエネルギーサービスカンパニー。その取り組み規模は、地球規模。環境国日本の代表企業として、世界に発信する日も近い。
URL
http://www.fesco.co.jp/
設 立
1997年5月
上 場
2005年3月 東証マザーズ
銘柄コード
9514(
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)
資本金
5,470百万円(2006年6月末日現在)
従業員数
117名(2006年6月末日現在)
主な業務
総合エネルギーサービス業(ESCO:Energy Service Company)省エネ支援サービスを軸に、バイオマス発電事業、電力小売事業など展開
シンクタンクから生まれたベンチャー
新興市場に上場されている企業は、多種多様で、「ベンチャー企業」という言葉で一くくりにしてしまったら、間違えるかもしれないと思うことがしばしばあります。今回お会いした株式会社ファーストエスコ、代表取締役社長の筒見憲三さんのお話を聴いて、その思いをさらに強めた感があります。同社は、ビジネスも、生い立ちもユニークです。社長の筒見さんが、同社の立ち上げをされたのは、なんとシンクタンクでの業務でのこと。考えるだけのシンクタンク(Think tank)ではなく、実際に行動を起こすドゥタンク(Do tank)をめざしていた筒見さんたちは、コンソーシアムと呼ばれる異業種連合を立ち上げ、社会の様々な問題を解決する事業開発に取り組んでいました。その一つが、同社の前身になるエスコ(エネルギー・サービス・カンパニー)・コンソーシアムでした。
バーチャル企業としての開業
当時、シンクタンクの研究員だった筒見さんは、まず15社の大手異業種企業を集め、エネルギー事業に関する研究に取り組み、最終的に8つの大手企業から出資を仰ぎ、同社の設立を実現しました。当初は、社長の筒見さん始め社員全員が、大企業の社員であり、二束のわらじをはいた状態で、それぞれが自分の所属する会社で、他の仕事もしながら立ち上げに参加するという状況だったとのこと。日々の業務指示と確認は、すべてメール。まさに、バーチャル企業の立ち上げでした。
そして、いよいよ事業が軌道に乗り始めた2000年。同社はシンクタンクから独立し、専業の社員も雇い、リアル企業として歩み始めたのです。
世界の環境問題の解決をめざす
そして、いよいよこうした経験を、建設業界を元気にするために活かそうと、動き始めた第一歩が、M&Aだったのです。バブル崩壊後、大きな痛手を受けた建設業界に対して、「考え方さえ変えれば、7%〜10%の利益を出すことができる」ことを実践して、提示したいと佐藤さんはおっしゃいます。同社が取り組んでいるのは、エネルギーに関する様々な問題を解決するビジネス。設立当初は、ビルの省エネの仕組みづくりと実施が中心でしたが、上場による資金調達によって、実現したのが、100億円を超える投資をしての発電所設立です。「ウッドパワー発電所」と呼ばれ、森林国日本の間伐材などを原料に発電をしています。CO2を吸収する木を使っての発電は、カーボン・ニュートラルと呼ばれ、CO2が増えない発電です。実は、電力会社は、こうした再生可能型エネルギーによる電力を必ず一定量加えなくてはいけないという法律があるのだそうで、環境改善につながる発電の支援が行われています。筒見さんは、こうした環境負荷の低い発電所をもっと増やし、環境とビジネスの両立を図ることをめざしています。環境立国をめざす日本を支え、長い目で世界の環境問題の解決に取り組みたいと言う壮大な起業家、筒見さんは、目先の収益に一喜一憂する株式市場に一石を投じ、日本を覚醒する方のような気がしました。
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