藤沢久美の社長Talk


今週の社長Talk


2006年8月4日放送

株式会社ジー・モード
代表取締役社長(※放送当時) 宮路 武さん

インターネットの本質、それは業界の境目がなくなること

10代にして、ゲームのプログラマーとして、企業経営者となった宮路社長の目には、ネット社会の未来の姿がはっきりと見えている。ジー・モードは、もはやゲーム会社ではない。



対談を終えて

 
15歳から印税生活、19歳で起業

「ウェブ進化論」という本がベストセラーになり、ネット社会でこれから何が起きるんだろうと漠然と思っている方に、ご紹介したいのが、株式会社ジー・モード(以下、Gモード)です。同社は、携帯電話向けゲームコンテンツの最大手ですが、単なるゲーム会社だと思ってはいけません。同社の代表取締役社長、宮路武さんの見つめているものは、ずっと深く、もっと広大です。ネット社会の未来を切り拓いている人と呼びたくなる宮路さんの経歴は、とてもユニーク。なんと中学生時代から、あのアスキーでプログラミングの本の著者として活躍していたのだとか。15歳から印税生活。そして、19歳のときに、アスキーで一緒だった仲間たちと、パソコン用ゲームソフトの開発会社を設立。当時は、ファミコンが出始めた頃の話ですから、そもそも学生ベンチャーのブームもまったくない時代。起業や経営のノウハウは、全て本から学んだという宮路さん。

携帯電話向けゲームの最大手に

そして、16年間、取締役開発部長として活躍した後、2000年に携帯電話向けのゲーム開発会社のGモードを設立しました。まだ、NTTドコモのiモードが発売されて1年と少し、とてもゲームができるような携帯電話もなく、周りの人からも、「携帯電話でゲームをするはずがない」という声ばかりが聞こえてきましたが、宮路さんは、「携帯電話では、既存の携帯ゲーム専用機のファンではなく、異なる層が携帯電話でゲームをすることになる」という強い確信がありました。その確信は、まさに的中。Gモードは、今や携帯電話向けゲームの最大手です。

究極のエンターテイメントは、「コミュニケーション」

そんな宮路さんの考える究極のエンターテイメントとは、『コミュニケーション』。誰かとつながることが、人間にとって最もプリミティブな喜び。その真実をネットというインフラの上のサービスとして確立していこうとされています。その一つが、携帯電話を使った動画配信。子会社の開発した動画配信システムが採用された「プロ野球24」では、生中継と録画の両方を携帯電話で見ることができます。将来は、複数のテレビカメラを使い、見る側が、カメラのアングルの選択をすることが一般的になるかもしれない。もちろん、CMも見る人の嗜好に合ったものが選別されて配信される。現在のテレビの延長線上にあるワンセグとは、新たなネットテレビの姿を提案しています。


ネットの未来はGモードが牽引する

また、7月に発表したガンホーとの合弁会社ガンホー・モードによって提供される“オンライン遊園地(テーマパーク)”。これもまた、個人の生活を全て包含するようなエンタメの場になるに違いありません。ネット社会の未来像を知りたければ、Gモードを見よ。そんな風に言いたくなるほど、宮路さんのネット社会に対する洞察が新鮮なのは、やはり先頭を切って、ネット社会の未来像を自らの手で、提示され続けているからかもしれません。


会社データ

URL http://www.g-mode.co.jp/
設 立 2000年7月
上 場 上場廃止により非上場
(ガイアホールディングス株式会社との株式交換により、
2011年12月15日付で上場廃止となりました。)
銘柄コード
資本金 3,318百万円 (2006年6月末日現在)
従業員数 114名 (2006年6月末日現在)
主な業務 携帯電話向けゲームコンテンツの開発・配信、



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