2007年2月23日放送
eBASE株式会社
代表取締役社長 常包 浩司さん
流通データベースの世界標準化を日本から
「世の中を流通する数え切れない商品や製品。それらをあらゆる角度から検索できたとしら、ビジネスの常識は豹変するはず。流通のウェブ2.0革命が、始まっている
URL
http://www.ebase.co.jp/
設 立
2001年10月
上 場
2006年12月 大証ヘラクレス上場
銘柄コード
3835(
Yahoo!で株価を見る
)
資本金
172百万円(2006年12月末日現在)
従業員数
37名(2006年12月末日現在)
主な業務
商品情報交換データベース「eBASEシリーズ」の企画開発・販売・保守
検索サービスの次は?
最近、インターネットでもっとも利用されているサービスといえば、検索サービス。次に求められるのが、検索したものを比較するサービス。これが結構難しい。たとえば、遺伝子組み換えがなく、たんぱく質の保有量が高い大豆を探したいと思っても、検索サービスではなかなか見つからない。その理由は、大豆を提供している各メーカーがその情報を同じルールで公開していないから。
情報公開が進んだと言われるが、まだまだ商品や製品を選ぶ便利な情報公開は進んでいない。この問題解決の旗手が、今回お会いしたeBASE株式会社、代表取締役社長の常包浩司さん。
流通の世界が変わる
同社が提供するソフト「eBASE」は、食品や商品、そして製品の詳細な情報を保存し、その情報を流通に関わるすべての人に提供するソフト。つまり、先の例でいけば、大豆を作っている農家の人が栽培に使った種の特性や農薬の情報を入力し、大豆の卸会社にその情報を提供、さらに、そこで大豆の成分分析をして情報を入力。さらにその情報を大豆を販売する小売店が、セールスプロモーションで使う。関係各社が、「eBASE」を使うことで、そんな一連の流れが出来上がる。
これがすべての製品に生かされたら、流通の世界は大きく変わる。特に食品に関して、トレーサビリティと呼ばれる生産者から販売までの情報を開示する流れがあるけれど、すべての製品において、それが可能になる。
理念実現のための短期利益
でも、こうした仕組みをみんな利用してくれるのだろうか。そんな疑問が沸き起こるが、創業6年で、すでに2万件のユーザーがいるうえに、中国語版もリリース済み。こうした広がりを実現するポイントが、「理念からスタートするのではなく、企業の短期利益から」なのだとか。日々走っている企業にとって、やはり目先の利益を出すことは重要。こうした現実を理解し、その解決策を提供しながら、さらにその先に理念が実現できるような道筋を書いておくことが大切なのだそう。地に足の着いた変革には、こうした思考が必要なのですね。
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