2007年6月26日放送
ジェイコム株式会社
代表取締役社長 岡本 泰彦さん
フリーターを脱却したい若者の背中を押す
一向に減らないニートやフリーター。彼らの気持ちがわかる元フリーターたちが、彼らを正社員の道に導くビジネスがある。それはいかにして生まれ、進化しているのかを聞いた。
URL
http://www.jcm.co.jp/
設 立
1993年9月
上 場
2005年12月 東証マザーズ上場
2007年2月 東証1部市場変更
銘柄コード
2462(
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)
資本金
1356百万円(2007年5月末日現在)
従業員数
136名(2007年5月末日現在)
主な業務
営業支援サービスを中心とした総合人材サービス、マルチメディアサービス
正社員への道づくり
ニートやフリーターが問題になって数年経つが、まだニートやフリーターが減ったという話は一向に聞こえてこない。しかし、こうした問題も、もはや国に任せるのではなく、民間企業の力を借りることが大切なのかもしれない。今回お会いしたジェイコム株式会社、代表取締役社長の岡本泰彦さんは、まさにニートやフリーターが正社員になる道筋を作ってくれている会社です。
社員の4割が元フリーター
一部上場企業でもある同社の主たるビジネスは、携帯電話ショップへ販売員を派遣し、正社員へのきっかけ作りを担っている。派遣される若者たちの多くが、もともとフリーターで、コンビニでアルバイトをしていたという高卒者や大学中退者が多いとのこと。そんな若者たちに、「働くとは、どういうことか」というところから教育する。4、5人のフリーターに対して、インストラクター1人という少人数体制で、誠心誠意、熱意を持って、同社の若手社員たちが、教育を担う。「最初は、『ちゃんと起きるとは』みたいなところから教えていくのです」と岡本さんがおっしゃることからも、その教育の大変さがうかがえる。
モーニングコールをしたり、個人的な相談に乗ったりと大変な手間をかけながらも、若者たちを同社の社員たちが一生懸命育てていくことができるのは、社員の4割がもともとフリーターだからだ。
働く喜びを伝える会社
やる気がないのではなく、社会との一度のミスマッチが、フリーターへのきっかけになってしまった若者も多い。その若者たちに、復活のチャンスを与え、世間から冷たい目で見られていた若者が、お客様から「ありがとう」と感謝される存在に変わる。その姿を見ることは、彼らにとって、最高の幸せの瞬間だ。
「今の環境から脱出したいと思っている若者の背中を押してあげるのが、我々の仕事です」とおっしゃる岡本さん。そうして背中を押してもらった若者たちが、次の若者たちの背中を押す役割を担っている。
今、携帯電話から金融など異分野への派遣やシニアの派遣へもビジネスを広げている同社。「働くことの喜びを伝える」同社の存在は、人口減少を迎えた日本にとって、まさに「希望の星」だ。
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