藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2007年7月31日放送
株式会社ソフトフロント
代表取締役社長 阪口 克彦さん

ユビキタス社会の通信基盤を担うリーディング企業

すべてのモノがネットワークで繋がるといわれるユビキタス社会。その本格的な到来に向け、いち早くその技術に着目し、日本を導いてきた企業は、小さなベンチャー企業だった。




会社データ

URL http://www.softfront.co.jp/
設 立 1997年4月
上 場 2002年9月 大証ヘラクレス上場
銘柄コード 2321(Yahoo!で株価を見る
資本金 2723百万円(2007年3月末日現在)
従業員数 55名(2007年3月末日現在)
主な業務 SIP/VoIP技術を核としたソフト開発環境の提供および同開発環境に対する技術支援、関連する受託開発・コンサルテーション

対談を終えて

 
目に見えないビジネス

世の中には、目に見えるビジネスと見えないビジネスがある。特に、我々の生活基盤を支える技術開発企業は、商品そのものが見えないため、その存在そのものが知られていない場合が多い。例えば、電話などの通信を行う際には、独特のシステム言語が使われているが、その言語の開発やその言語による機械同士の会話をサポートするソフト開発会社があることも、通信の仕組みを勉強しない限り、誰も知らない。

次世代の通信言語

今回お会いした阪口克彦さんが代表取締役社長を務める株式会社ソフトフロントもそうした通信言語に関わる会社。ユビキタス社会の通信プロトコル「SIP(Session Initiation Protocol)」を使ったソフトの開発や技術支援を担う。「SIP」と言われても、専門家以外知らない言葉だが、要するに、IP電話やデジタル家電、ICカードなど、いろんなモノ同士が会話をする際に使う通信言語のこと。2005年に、次世代の通信言語として世界規格に決まった。
この新しい世界共通の通信言語SIPの開発にいち早く取り組み、現在、日本のリーディング企業の座にいるのが、ソフトフロントだ。

「見えない」から「見える」へ

しかし、冒頭に書いたとおり、SIPを知らない人も多く、SIPの開発企業としての実力を外部から理解することも難しい。そこで、阪口さんが社長就任と同時に取り組んだのが「CI戦略」。会社のビジョンと哲学を込めたロゴを作り、統一したビジュアル表現をするためにコンセプトブックを作成した。「家を見ると、その人の生い立ちが分かる。それは会社も同じ」と阪口さん。名刺やオフィスなど、あらゆるものを統一したイメージにした。
目に見えないビジネス。目に見えないビジョン。目に見えない先進性。こうしたものをビジュアル化・イメージ化することで、従業員にも顧客にも変化が現れた。来客顧客も大幅に増えた。
言葉でいかに伝えるかだけではなく、イメージで伝える。ITの進化によって、動画や音声など表現方法が多様化し、人間の感性がさらに研ぎ澄まされるといわれる21世紀。見えないものを伝えるソフトフロントのCI戦略は、企業の表現方法として、今後ますます注目されるにちがいない。




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