2007年8月28日放送
株式会社一高たかはし
代表取締役社長 上戸 敦さん
変革を続ける地方企業の成功物語
北海道の老舗燃料店が、上場子会社を持つほどに成長。時代の変化と共に、いかに企業変革に取り組むか。自らを「代表社員」と呼ぶ二代目社長が取り組む企業変革の戦略とは。
URL
http://www.ichitaka.co.jp/
設 立
1960年5月
上 場
2003年6月 JASDAQ上場
銘柄コード
2774(
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)
資本金
476百万円(2007年6月末日現在)
従業員数
150名(2007年6月末日現在)
主な業務
LPガス、灯油等の燃料および燃焼器具の小売販売
豆炭からガスへ、52年間のイノベーション
この数年、最も頻繁に目にする言葉の一つに、「イノベーション」がある。「変革」という意味を持つこの言葉。今まさに、第三の産業革命とも言われるネット革命の時代。ビジネスや社会が、新たな文明の波に乗るべく、イノベーションを求められている。
この大きな波は、古くからある企業であるほど、厳しい波でもある。今までのやり方が通用しない。新たな発想が必要になる。しかし、こうした変革の時代をいち早く読み、変化し続けていた企業がある。それが、株式会社一高たかはし。52年前の創業時は、豆炭や石炭を販売していた。以来、燃料店として、現在は、ガスや灯油を中心に販売している。
売り上げ100億円より、10億円の10社
燃料が変化する中、みごとな経営を続けてきた創業者からバトンを受け取り、さらなるイノベーションに取り組んでいるのが、今回お会いした代表取締役社長の上戸敦さん。上戸さんの社長としてのビジョンは、「安定と強固」。しかし、それは「守る」ということではない。上場企業としての成長を安定的にそして底堅く着実に進めていくことを意味している。ただ企業規模を大きくすることは考えていない。その戦略は、「売上を100億、200億にするより、10億の会社を10個作ればいい」という言葉に表れている通りで、現在、新規事業作りとM&Aによる周辺事業の拡大に積極的に取り組んでいる。まさに、トップがすべてをコントロールするのではなく、優秀な人に、部門を任せていく感覚だ。
社長というより、代表社員
「お客様のお役立ち」という創業来の究極の理念によって、従業員は、お客様のニーズや社会の変化を現場で常に感じ取ってくる。そして、その変化を新たなビジネスとして形づくる際の最大の支援者が、上戸さんだ。「私は、社長というより、代表社員という意識です」とおっしゃる上戸さん。
この言葉に、21世紀の企業のイノベーションのヒントがあるように思う。トップダウンによるイノベーションから、社員全員による現場主導型のイノベーションへ。イノベーションの姿もまた、変わり始めている。
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