藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2007年9月11日放送
株式会社きちり
代表取締役 平川 昌紀さん

人のため、未来のために働く、飲食業

効率化が進み、サービスがおざなりにされた感のある外食産業。そこに、新しい外食産業のスタンダードを提供する平川昌紀さん。人間の成長を大切にする経営哲学を聞く。





対談を終えて

 
計画的起業への道

今回お会いしたのは、株式会社きちりの代表取締役社長、平川昌紀さん。平川さんは大学時代から、起業に向けて計画を立てていた。社名の「きちり」も、学生時代に考えたもの。実際に起業したのは、卒業から約4年後だが、その間も、極めて計画的に仕事を展開されてきた。
まずは、リゾート開発の会社でゴルフ会員権の営業を担当。この仕事を選んだ目的は、より多くの社長やリーダーから話を聞く機会が得られるから。実際、「熱心に話を聞く」という平川さんの姿勢が功を奏し、あっという間にトップセールスとなった。2年目には、6人の部下を持ち、組織におけるリーダーとしての経験を積んだ。そして、2年半後には、ハンバーガーショップのフランチャイズ店を開業。約2年間、店舗経営を体験。

外食産業の新しいスタンダードの創造

そして、自らが創業者として立ち上げたのが、株式会社きちり。「KICHIRI」といえば、関西圏では、有名な飲食店。客単価2,500円から3,000円くらいのカジュアル・ダイニング中心に、関西・関東で36店舗の展開を行っている。
人気の秘密は、サービス。値段重視・効率重視の傾向があった飲食文化に、風穴をあけたのが「KICHIRI」だ。
「外食産業の新しいスタンダードの創造」を目指す平川さん。「数字から逆算するのではなく、価値から逆算する」という。その価値を示す先は、従業員と顧客。会社の行動基準は、「大好きがいっぱい」。大好きな家族や恋人に接するように、お客様にも接する。こうした思想と文化がアルバイトから正社員にまでいきわたっている。

まず、従業員が成長する場を作ること

なぜ、こうした企業文化を実現できたのか。それは、「リーダーとは、自分のチームや部下を成功に導くもの。そして、会社は、社員が成長するフィールドを提供する場所です。」という平川さんの言葉に表れている。
平川さんは、従業員の人たちと、定期的に直接会い、対話を欠かさない。また、彼らとの約束は必ず守る。彼らは、平川さんにとって大切な存在。彼らが成長できる場を提供しつづける。そして、それが結果として、お客様に喜びと感動を与える場作りにつながり、「きちり」ファンを増やし続けているのだろう。


会社データ

URL http://www.kichiri.com/
設 立 1998年7月
上 場 2007年7月 大証ヘラクレス上場
銘柄コード 3082(Yahoo!で株価を見る
資本金 360百万円(2007年7月末日現在)
従業員数 157名(2007年7月末日現在)
主な業務 レストラン経営による飲食事業、及び食を中心に生まれるHospitalityの提案・提供事業



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