藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2007年9月18日放送
燦キャピタルマネージメント株式会社
代表取締役社長 前田 健司さん

最先端の金融技術で、地域再生を

証券化手法を用いて、地域の小さな物件を次々に蘇らせ、地方の経済の活性化に取り組む前田社長。同社の投資規範は、収益性・安定性に加えて、社会性。新たな地域再生の戦略とは。




会社データ

URL http://www.sun-capitalmanagement.co.jp/
設 立 1992年9月
上 場 2006年12月 大証ヘラクレス上場
銘柄コード 2134(Yahoo!で株価を見る
資本金 563百万円(2007年3月末日現在)
従業員数 143名(2007年3月末日現在)
主な業務 証券化等のストラクチャード・ファイナンスをベースにした投資会社 私募投資ファンドを投資家に提供する金融商品メーカー

対談を終えて

 
金融手法を用いてビルを再生

今回お会いしたのは、燦キャピタルマネージメント株式会社、代表取締役社長の前田健司さん。同社は、証券化等の金融手法を軸にした投資会社。言い換えると、賃貸マンションやオフィスビルに投資をし、リノベーション(物件の用途を変更し、価値を高めること。)などをして、魅力ある物件に変身させる。そしてその物件を、金融手法を使って、ファンドなどの金融商品の中に組み入れて小口化して、販売している会社だ。
説明だけを聞くと、「ハゲタカ」とも呼ばれるような一部の外資系ファンドと同じイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれないけれど、前田さんはぜんぜん違う。もちろん、取り組まれている事業も外資の投資会社の手法と似ているとはいえ、取り組み方が全然違うのだ。

地方を元気にする仕事

同社が中心に取り扱うのは、関西を中心とした西日本の物件。さらに、大手などとは競合しにくい小さな物件も数多い。地方の小さな物件を見出し、精査し、投資し、そしてリノベーションするのは、手間のかかる仕事。大手の企業では、あまりやりたがらない。
「地元の方々と密着して仲良くなって、一緒に汗をかくということをしなければ、情報は出てこないです」と前田さん。
こうした地域密着に特化するのも、「本当に国が良くなるためには、地方、地域が元気にならなければ」という前田さんの思いがあるから。
「収益性を追求するのは当たり前なのですけど、そこに安全性と、もう一つ重視しているのが、社会性ですね。この3つの投資規範が揃った時に投資を行います。地域の方々と一緒にできるものというのも、一つ基準にはなっています。」

欧米型の金融手法も使い方次第

最先端の欧米型の金融手法も一つの道具。その道具をどのように使うか。使い方によっては、ハゲタカにもなる。前田さんは、心から地域再生への思いをもって、その道具を使っている。
政府は混迷をきたしているが、民間では、社会への想いを持った経営者の方々が、着実に地域再生への取り組みを進めていることを教えていただいた。




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