2007年10月16日放送
株式会社シーズメン
代表取締役社長 椛島 正司さん
新しいメンズファッション専門店を追求する
メンズファッションの小売専門店として上場を果たしたシーズメン。投資ファンドとの信頼関係と小売のプロ椛島社長の経営手腕が、成功の鍵。上場までの歩みと今後を聞く。
URL
http://www.csmen.co.jp/
設 立
1989年3月
上 場
2007年8月 大証ヘラクレス上場
銘柄コード
3083(
Yahoo!で株価を見る
)
資本金
245百万円(2007年8月末日現在)
従業員数
440名(社員141名・アルバイト299名・07年8月現在)
主な業務
キャビンの紳士服事業部が発祥のカジュアル衣料小売り。ジーンズからレザーまで幅広く扱う。
小売経験のスタートは小学生時代
今回お会いしたのは、株式会社シーズメン、代表取締役社長の椛島正司さん。シーズメンは、男性ファッションの小売専門店を展開する企業で、社長である椛島さんは小売のプロ。小学生時代から、家業の雑貨店で自分専用の売り場を作って、商売をしていたという筋金入りの小売経験を持つ。お話をしていても、椛島さんが、本当に小売がお好きだということがヒシヒシと伝わってくる。発せられる言葉も、含蓄のあるものばかり。
例えば、冒頭に紹介した「小売業の利益というのは、手間隙料です」もその一つ。ネットが普及して、製造直販などが進んでも、小売は不滅。「手間隙」という商品が、我々消費者にとっては極めて重要であることを痛感する。
手間隙とは何か?
では、その手間隙とは何か。
接客がその一つだと思うが、これに関しても、「接客というのは、まず、売ることじゃないのです」「買う、買わないを決めるのはお客様です。その材料をたくさん提供することが接客です」と椛島さんは、おっしゃる。そして、この「接客」を椛島さんは大切にされている。
男性向けのファッション小売店は、女性向けのものとは、全く違うそうだ。流行に敏感で、頻繁に洋服を買う女性とは違い、男性の市場は女性の3分の1しかない。しかし、男性はお店を気に入ると、リピートしてくれる確率が高いのだそう。「女性のように浮気しないのです」と椛島さん。
売れ残りの無い仕入れの実現
そして、こうした接客の徹底によって実現しているのが、売れ残り無しの戦略。「売れ残りの無いように仕入れしているのです」と椛島さんはあっさりおっしゃるが、そう簡単ではないはずだ。本部の各店への品揃え担当者と各地の店長や商品担当者が、毎週相談をし、商品の種類と数を決めている。女性ファッションのように、バイヤーが品揃えを決めるのではなく、現場とのすりあわせで各店の品揃えが決まる。現場の声が重視されているのだ。
しかも、売れ筋商品を過剰には決して置き続けない。ある段階で販売をストップしてしまうのだそうだ。「どっかの部分でやせ我慢をしないと駄目です」と椛島さん。
椛島さんの「小売哲学」を通じて、大切な商売の原点を教えていただきました。
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