藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年8月12日放送
テックファーム株式会社
代表取締役社長 筒井 雄一朗さん

社会の未来を創るプロ集団

システム開発会社の多くが、下請けになりがちだが、あえて得意分野の異なるプロを集団化し、幅広い開発に取り組む同社。個性的なプロたちを束ねるマネジメントとは。



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主な内容

1)転職先の倒産から起業へ道筋
2)技術のプロ集団による新たなビジネスの姿
3)個性を重視したマネジメント
4)創業来実践している日報制度の効果
5)社会の未来を語り合う企業文化


対談を終えて

 
IT業界は、インフラ業界へ

「ITはたかだか60年の歴史しかないのです」。そうおっしゃったのは、今回お会いしたテックファーム株式会社代表取締役社長の筒井雄一朗さんだ。この言葉に、IT業界が大きな転換点を迎えたことを感じる。
ITという言葉を、一つの流行として捉える時代は、もはや終わり、今は、社会に欠かせないインフラとして、水や電気のように捉えるべき時代に入ったのだ。つまり、これからのIT企業は、社会のインフラを支え、着実に進化させる信頼感を持つ企業であることが重要だ。

倒産経験という強み

筒井さんには、他の経営者にはあまりない経験がある。それは、起業前に勤めていた企業で、倒産を経験していることだ。その企業は、インターネット黎明期に立ち上がったIT企業だった。筒井さんは、開発の責任者として活躍していたが、倒産を目の当たりにし、企業を健全に存続させるために必要な事業展開のあり方や財務のあり方などを、体験と共に学んだという。そして同時に、その企業で共有していた「みんなが幸せになる」という志を胸に抱き、当時の開発担当者たちと共に、新たにテックファームを立ち上げた。
倒産経験をマイナスに捉える人がいるが、筒井さんのように、倒産経験によって、強い企業になるための智恵を得、二度とその経験をしたくないという強い思いを持つ仲間たちと経営の道を歩むことは、大変な強みと言える。
その証拠が、テックファームが見事に上場を果たしたことだろう。

プロ集団としての体制づくり

もう一つ同社の強みをあげるとすれば、一人ひとりのエンジニアの能力の高さかもしれない。テックファームという社名には、英語で「Law Firm」と呼ばれる法律事務所のイメージが重ねられている。一人ひとりが専門分野を持ち、あらゆる問題を解決していく。現場に足を運び、顧客との対話を重視して、共に満足できるシステムをくみ上げていくという大手のSIとは一線を画す体制を持つ。こうしたプロのエンジニアの育成と体制づくりにも、「みんなが幸せになる」という筒井さんの志が込められている気がする。


会社データ

URL http://www.techfirm.co.jp/
設 立 1991年8月
上 場 2008年3月 大証ヘラクレス
銘柄コード 3625(Yahoo!で株価を見る
資本金 319百万円(2008年8月現在)
従業員数 181名(2008年8月現在)
主な業務 モバイルアプリケーションの開発、Webシステムの開発、基幹業務システムの開発、営業支援システムの開発



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