藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年10月21日放送
GMOホスティング&セキュリティ株式会社
代表取締役社長 青山 満さん

日本一のホスティングサービスへの道のり

世界一人旅を続けた学生時代。宇宙を目指してエンジニア として就職。そして、スノボーの輸入代理店創業。既成概 念に囚われない青山さんの発想とビジネス展開を聞く。



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主な内容

1)エンジニアからスノボー輸入代理店へ
2)グローバルに仕事をしてみたい
3)我々は使う側の立場から考える
4)信頼性だけは、とにかく落とさない
5)本当に自分が好きなものは長くやっていきます
6)8割程度の企業のニーズはくみ取れる
7)まず本業に近いということが大事です
8)グローバルな営業拠点が一通りできあがった

会社データ

URL http://www.gmo-hs.com/
設 立 1997年5月
上 場 2005年12月 東証マザーズ
銘柄コード 3788(Yahoo!で株価を見る
資本金 907百万円(2008年6月現在)
従業員数 147名 (2008年6月現在)
主な業務 国内最大級規模のホスティングサービス及びグローバル展開する電子認証サービスを主力展開。

対談を終えて

 
最高品質が売れるとは限らない

 日本のものづくりは、質が高いと言われる。車や家電機器などが、その代表例として話題に上るが、こうした日本のこだわりの製品は、必ずしも世界各地で、人気を博すとは限らない。たとえば、インドでは、日本のこだわりの自動車よりも、装備も最小限で価格の安い車の方が、人気が高い。インドで車を求める人の所得は低く、所有できるだけで十分に満足できるからだ。
 つまり、何でも常に最高品質のものが売れるとは限らない。各市場の顧客の求める品質と価格のバランスを考えて、商品を提供する必要がある。実は、同様の課題が、システム開発にも当てはまる。

ネットを誰もが使えるツールにするために

 こうした課題をいち早く見抜き、インターネットのホスティングサービスを立ち上げたのが、今回お会いしたGMOホスティング&セキュリティ株式会社代表取締役社長の青山満さんだ。
 青山さんは、大学を卒業後、航空機器のエンジニアとしてキャリアを歩んだ後、趣味が高じてスノーボードの輸入販売の事業を立ち上げたのだが、その際に出会ったのが、インターネットのホスティングサービスだった。
 インターネットの黎明期のホスティングサービスの日米価格差はきわめて大きく、インターネットがベンチャービジネス誕生の現場になっている米国に比べて、日本は価格が高くて、敷居が高い。インターネットを誰もが使えるツールにするためには、まずは価格を下げることだった。

市場を生み出す第一歩に必要な意識

 青山さんは、顧客の立場で考えた。「その辺の意識の違いが、サービス・料金の違いになっていたと思います」と青山さんは言う。結果、まずは価格を抑え、ネット利用の敷居を下げた。以後、幅広いニーズに応えるために、価格とサービスにバラエティを持たせ、6つのブランドのホスティングサービスを提供している。
 まずは、敷居を下げてマーケットを拡大し、徐々に価格帯とサービスを高めていくという戦略は大成功。今では、法人ユーザー日本一を誇る。当然、価格が低いサービスでも品質は高く、「信頼性」を第一に考えているという。まずは、自らが参入する市場のユーザーの立場で考える。当たり前のようで、まだまだできていない業界が多いのではないだろうか。




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