藤沢久美の社長Talk


今週の社長Talk


2008年10月28日放送

株式会社デジタルハーツ
代表取締役社長兼CEO 宮澤 栄一さん

国民参加で、安心できる社会を創る会社

「メイド・イン・ジャパン」から、「チェックド・バイ・ジャパン」へと日本の位置づけを大きく変えようと言う宮澤さん。日本人の感性が世界に貢献する事業を生み出した。



主な内容

1)取り立てから家族を守る、波乱の子供時代
2)進学ではなく、家業を選択
3)プロの作詞家、そして起業
4)Xboxの品質管理部門を全面受託という転機
5)作るプロとバグを見つけるプロは別がいい
6)僕らは何でもデバッグしたいから、fuguai.com
7)Made in Japan ではなく、Checked by Japan!
8)安全は、国民みんなで守るべき
9)正しい会社であるために、上場を決意

対談を終えて

 
草の根革命の恩恵をビジネスに
 ネット革命の一つの特徴に、「草の根革命」というものがある。それは、今まで声なき声であった草の根の人たちが、社会に変化を与えたり、社会創造に参加したりすることができるようになるというもの。既に、ギャザリングの機能を生かしたユーザー参加型の商品開発やウィキペディアのような草の根参加型の辞書も、当たり前の存在になっている。
 そんな草の根革命の追い風を、日本人の特性に重ねあわせて、起業した方がいる。それが、今回お会いした、株式会社デジタルハーツ代表取締役社長兼CEOの宮澤栄一さんだ。

不具合を探すビジネス
 宮澤さんが立ち上げた会社は、発売前のソフトウェアに内在する不具合を、ユーザー視点から見つけてメーカーに報告する「総合デバッグサービス」専門の会社だ。起業のきっかけは、個人事業主として始めたゲームのバグ(不具合)探しだった。まだバグの出し方が蓄積されていなかった当時、想定外の使い方をしたときに起きるバグの出し方を蓄積することで、効率的に不具合を見つけ出すことにビジネスを見出した。
 現在同社のデバッグスタッフの登録者数は全国に3千人以上。今では、ゲームのみならず、パチンコやパチスロ、携帯電話や家電なども、その対象となり、ビジネスを拡大している。

「メイド・イン・ジャパン」から「チェックド・バイ・ジャパン」へ
 こうした様々な製品や商品の不具合を見つけ出すのは、実は、草の根の消費者たちもそうだ。同社の運営するサイト「fuguai.com(フグアイ・ドット・コム)」は不具合情報の総合サイトで、メーカーが公表した不具合情報をいち早く確認できるほか、消費者自らが不具合情報を投稿できる。
 その投稿をベースに、同社の不具合探しのプロたちが、その不具合を精査して、「確定」するのだ。この「確定」という作業がプロの技で、「何となく」という消費者の感じたことを、本当に不具合なのか、また、具体的にどのような不具合であるかを見いだし、メーカー側が、すぐに改善に取りかかれるようにするのだ。
 世界でも要求が厳しすぎるといわれる日本の消費者の特性を、見事に事業の原動力にした宮澤さん。「もの作り日本」を目指すなら、モノを使う消費者の力によるチェック機能でも世界に貢献できるはず。「僕らのモットーは『チェックド・バイ・ジャパン』」と宮澤さんは言う。


会社データ

URL http://www.digitalhearts.co.jp/
設 立 2001年4月
上 場 東京証券取引所 市場第一部 2011年2月
(2008年2月にマザーズに上場)
銘柄コード 3620(Yahoo!で株価を見る
資本金 272百万円(2008年3月現在)
従業員数 2484名 (2008年3月現在・登録スタッフ含)
主な業務 製品の不具合を検証するデバッグサービス、およびデバッグスタッフの派遣業務。不具合情報のポータルサイト「fuguai.com」の運営。



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