藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年11月4日放送
株式会社スタートトゥデイ
代表取締役 前澤 友作さん

社会を変える会社でありたい

メジャーデビューも果たしたミュージシャンだった前澤さんが起業した通販ビジネスの基本は、「好きであること」。「好き」が生み出した、成長し続ける前代未聞の会社とは。




主な内容

 1)ミュージシャンとしてメジャーデビュー
 2)会社経営は、バンド活動より楽しい
 3)取り扱い判断は、そのブランドを愛せるかで決まる
 4)在庫を抱える大切さを知っていることが大切
 5)社会の負の部分と向き合って生きていきたい
 6)儲けようと思うとテンションが下がる
 7)社会全体を良い方向に変えていきたい会社
 8)存在の意味を問い続ける社風
 9)リアルの町も変えてみたい
10)未来を考えるのは面白い

会社データ

URL http://www.starttoday.jp/
設 立 1998年5月
上 場 2007年12月 東証マザーズ
銘柄コード 3092(Yahoo!で株価を見る
資本金 1349.4百万円(2008年5月現在)
従業員数 210名 (2008年6月現在)
主な業務 ファッション総合情報サイト「ZOZORESORT」や、インターネットショッピングサイト「ZOZOTOWN」等の運営。

対談を終えて

 
プロミュージシャンから社長へ
 
「好きなことを仕事にする」というのは理想だが、現実はなかなかに難しい。しかし、「好き」を仕事の価値基準の一つにしている経営者がいる。それが今回お会いした、株式会社スタートトゥデイ代表取締役の前澤友作さんだ。
 スタートトゥデイは、インターネットで、「ZOZORESORT」というサイトを運営し、その中で、洋服を販売している会社だ。創業者であり社長である前澤さんの経歴はきわめてユニークで、元、メジャーデビューを果たしたミュージシャンだ。プロミュージシャンとして活躍しているときに、自分たちの好きな音楽のCDやレコードを扱う通販事業を立ち上げ、それを有限会社化し、経営者としても活動していたという。そして、全国ツアーも行うほどのミュージシャンを辞め、経営者になった。

それが好きなものだったから

 前澤さんが、CDを売ることにしたのも、そしてその後、洋服を売るようになったのも、「それが好きなものだったから」と前澤さんは言う。自分たちの好きなものを売る。それは、当たり前のようで、実践するのは難しい。
 特に上場すれば、好きだから以前に、利益になるかを考えてしまいがちだが、前澤さんは、常に「好き」かどうかを大切にしている。
 現在、スタートトゥデイのサイトの一つ「ZOZOTOWN」では、約95ショップで、約680ブランドが販売されている。当然、「うちの洋服も扱ってくれないか」というメーカーからの問い合わせがやってくるが、その選択の方法は、きわめてユニークだ。
 社員のなかに、そのブランドを好きだという人がいなければ、扱わないという。逆に、好きだという人がいれば、扱う。そして、その好きな人が、その店の担当に就く。そのブランドのマーケット性などは、最後の最後のチェック事項で、最も大切なのは、そのブランドを好きだと思う人がいるかどうかだという。

経営者の役割

 こうして、好きなブランドの担当になった社員は、その仕事に没頭する。周りのことを忘れて、没頭することもあるそうだが、前澤さんはかまわないという。「商売はやっぱり楽しくやってなんぼだと思う。自分のお店に没頭しすぎてしまっている子は、いいものを生み出してくれます。そういう子を、僕らが後方支援すればいい」、と前澤さんは言う。
 前澤さんの経営スタイルは、前代未聞が目白押しだが、実績が、それが有効であることを教えてくれている。




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