藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年12月2日放送
株式会社アエリア
代表取締役会長 長嶋貴之さん

変革の余地がある業界をITで変える

ネットコミュニティ事業を25歳で立ち上げ、30万人の会員を獲得した長嶋さん。同社を売却後、幅広い業種に渡りM&Aを実施。19社をマネジメントする狙いとは何か。



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主な内容

1)25歳で、30万人が集うコミュニティを設立するまでの軌跡
2)米国のコピーではなく、日本向けのコミュニティを創る
3)ネットが空気のような存在になるとすれば・・
4)事業拡大を成功に導く事業提携の秘訣とは
5)ITを使って変革できる業界でM&Aを進める
6)信頼できる仲間と新たなサービスを生み出し続ける

会社データ

URL http://www.aeria.jp
設 立 2002年10月
上 場 2004年12月 ヘラクレス
銘柄コード 3758(Yahoo!で株価を見る
資本金 234百万円(2008年6月現在)
従業員数 31名 (2008年6月現在)
主な業務 ゲーム分野を中心とするエンターテイメント事業、研究開発・新規事業のメディア& ソリューション事業、ファイナンス事業

対談を終えて

 
空気のような存在になる

 今回お会いしたのは、株式会社アエリア、代表取締役会長の長嶋貴之さん。社名のアエリアとは、ラテン語で「空気」を意味する。創業当時、事業の中核となったインターネットは、まだ意識しないと使えないものだったが、それを空気のように意識せずに使い、かつ、必要不可欠な存在にしたいという願いを社名にこめた。
 「空気の存在は普段は気づかないと思うのですけれども、実は、気づかないところから世の中は変わっていくのです。その世の中を変える助けになればいいかなと思っています」と長嶋さんは言う。

ITによって変革可能な事業を集める

 お話をしていると、長嶋さん自身が、まるで空気のような存在に感じてくる。自分自身で、具体的な事業を執行するというよりも、様々な分野にわたる将来性のある事業を見つけ出してはグループ化し、その成長の場を整え、見守り続けている。あえて事業の内容を言葉にすれば、ITを使って変革可能な分野を見つけ出し、その変革を実行することだという。一般的な事業とは少し違い、ベンチャーキャピタルにも似た指向があるように思う。
つい先日まで事業の中核にも見えた国内ゲーム事業は、既に売却し、 事業展開の中心を海外へとシフトしている。 現在、傘下には、老舗の証券会社の名前もある。この分野もまた、 ITによって変革可能だと長嶋さんは見ているからだ。

信頼できる人に、任せきる
 こうしたビジネスに不可欠なのが、信頼できるパートナーだと長嶋さんは言う。日本にこだわらず、世界を視野に入れ、提携、進出を実践している長嶋さんは、価値観が同じで、人間として信頼できる人と出会えれば、具体的な事業は任せてしまう。「別に特に話さなくても基本が一緒であれば、一言いえば、10ぐらい通じる感覚なので、そんなに逐一言う必要はないのです」というのが長嶋さんのスタイルだ。
 国籍に関係なく直接話し、互いの興味のあるところを語り合い、基本的な考えが一致しているかを確認することがまず、第一だという長嶋さん。空気のように、世界を巡り、仲間を見いだしてくる姿に、まさに新時代の経営者の姿を見たような気がする。




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