藤沢久美の社長Talk


今週の社長Talk


2009年1月6日放送

株式会社ウェッジホールディングス
代表取締役社長 田代 宗雄さん

7億円の赤字企業を解雇なしで、黒字化

赤字企業を1年足らずで、黒字化を実現した田代さん。財務は弱っていたが、働く人たちの能力は高かった。従業員の実力を最大限活かす企業再生と今後の経営を聞く。



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主な内容

1)赴任先は、赤字7億円企業
2)再生の鍵は、従業員が活躍できる場づくり
3)企業再生のプロの原点は、演劇
4)一人もリストラせずに、黒字企業に転換
5)映像、音楽、広告、物販、出版等、多事業をまとめるコツ
6)投資事業で、収益安定化が可能な理由
7)日本の会社がやっていないことに挑戦したい

対談を終えて

 
まずは捨てる
 
いきなり、「会社って、捨てても全然大丈夫なのです」という言葉を聞くと、ドキッとする方もいらっしゃるかもしれないが、これは、会社の中にあるものを思い切って捨ててしまっても、会社は大丈夫という意味。この言葉をおっしゃったのは、アニメ、映画など様々なエンタテインメント事業を展開する株式会社ウェッジホールディングス、代表取締役社長の田代宗雄さんだ。田代さんが、同社に入社したのは、1年2ヶ月ほど前のこと。7億円の赤字を抱える同社の再生を担う役目を帯びて、投資ファンドから派遣されたそうだ。
 その過程で取り組んだことの一つが、不良資産をはじめ、オフィスの中の物理的なゴミまでも、徹底的に捨てること。その思い切りのおかげで、事業の基盤は固まり、物理的にもオフィスも広くなり、事業は好転、「会社って、捨てても全然大丈夫なのです」という言葉につながった訳だ。

再生の鍵は、安心できる職場づくり

 企業再生を担う人材というと、経験豊富な年配者をイメージするが、田代さんは、36歳。しかも、エンタテインメント事業に関する経営の経験があったわけではない。それでも、7億円の赤字企業をわずか1年足らずで、8千万円の黒字企業へと変身させたのは、なぜか。 田代さんが自分の役割として中核においたのは、エンタテインメント事業の命とも言えるクリエイターの人たちが仕事に専念できる環境を作ること。特に、みんなが安心して仕事に取り組めるように財務は、厳しく見直した。しかし、事業の内容については、みんなと一緒に考える姿勢を貫いたという。

新たな経営のプロ

 日本には経営のプロがいないと言われることが多いが、田代さんの再生のプロセスをうかがっていると、経営のプロがいないというのは、錯誤ではないかと思えてきた。今、企業の経営のあり方やリーダーに求められる資質が変わりつつあり、若い世代の中にはその資質を身に付けている人たちがいるにもかかわらず、そのことに気づいていない年長者が多いのではないかと思う。
 田代さんは、「これからも経営を通じて学ぶことは多く、自分自身の成長の機会となると思う」と言う。変革が求められる今、田代さんのような若いリーダーが活躍できる場所が、もっと多くなっても良いのではないかと思う。


会社データ

URL http://www.wedge-hd.com/
設 立 2001年10月
上 場 2004年1月 ヘラクレス
銘柄コード 2388(Yahoo!で株価を見る
資本金 769百万円
従業員数 (単独)66人(連結) 97人
主な業務 コンテンツ・物販・投資育成の事業会社の経営管理・運営



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