藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年5月26日放送
日本フォームサービス株式会社
代表取締役社長 山下 岳英さん

枠なき進化を続けるモノづくり企業

モノづくり企業と言えば、常に改善を繰り返しながら進化するが、同社の進化には、一見、枠がない。未来社会に必要なものを社員の知恵を集結して、生み出していくその秘訣とは。



この対談の全編は CDでお聴きいただけます

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主な内容

1)形をサービスする会社
2)サーバラックに、グリーン化の発想
3)新発想が生まれる土曜日一日会議
4)社長になっても「係長」の名刺で営業?
5)信頼構築には、目標設定が不可欠
6)ハードからソフトへと発展した介護事業
7)介護事業で黒字化達成、楽しい介護へ
8)モノづくり企業として進化する


対談を終えて

 
いきなり専務として入社

 創業者の後を継ぐ二代目経営者の苦労話は、枚挙に暇がないが、代替わりをして大きく羽ばたく企業の二代目経営者とは、一体どういう方なのかというのは、社長のインタビューをしていて、常に興味をもってしまうポイントの一つだ。今回お会いした日本フォームサービス株式会社、代表取締役社長の山下岳英さんも、創業者であるお父さんの後を継いで経営者となり、その会社を上場させた二代目経営者だ。
 複数の会社で会社員経験を積んだ山下さんだが、前職では平社員だったにもかかわらず、日本フォームサービスには、専務として迎え入れられた。しかし、専務という肩書きがあるからといって、全ての従業員がついてきてくれる訳ではない。


肩書きよりも目標達成

 そこで、山下さんは、「3年以内に売上を倍、利益を5倍にする」と宣言し、自らも、専務であるにもかかわらず、「係長」「部長」という肩書きの名刺を持って、飛び込み営業に走ったそうだ。同時に、営業社員にはノルマを課し、目標の実現に向けて、ハッパをかけた。当然、ノルマに対する反発も出たが、結果的に、目標をやりきった山下さんへの社内からの信頼感はグンと高まった。
 「結果が出てくれば、絶対に人はついてくるのです」という山下さん。まさに、ご自身の経験から出てくる言葉だ。


カリスマ経営から全員自立経営へ

 その後、社長に着任した山下さんは、「結果を出すこと」を自分自身だけではなく、社員一人ひとりにも実感してもらうように考え、出した結果に応じて、報酬を支払う仕組みを作った。このことによって、創業者時代に受け身だった従業員の意識が変わったという。
 今では、土曜日を丸一日使って会議を行い、従業員からの積極的な新規アイデアを議論する場を用意している。ただ既製品を作るだけでは価格競争で中国製品に負けてしまう製造業で、常に独自の新商品を生み出し、上場を実現した理由は、まさにここにあるように思う。 
 カリスマ経営から全員自立の経営へ、山下さんは、見事に軸足の移動を実現されたのだった。


会社データ

URL http://www.forvice.co.jp/
設 立 1956年10月
上 場 1997年7月 JASDAQ
銘柄コード 7869(Yahoo!で株価を見る
資本金 395百万円(2008年9月末現在)
従業員数 378名(パート含)(2008年9月末現在)
主な業務 情報・通信関連機器の製造・販売、 液晶ディスプレイ設置用機器の製造・販売、介護事業など



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