藤沢久美の社長Talk


今週の社長Talk


2009年8月4日放送

株式会社ネットプライスドットコム
代表取締役社長兼グループCEO 佐藤 輝英さん

日本初ギャザリングの誕生秘話とこれから(前編)

日本で初めて、インターネットによる本格的な流通革命を起こした佐藤さん。ギャザリングビジネスを生み出した佐藤さんの生き方を決めた高校時代、大学時代を聞く。



主な内容

1)新しいネット流通の生態系を創る
2)高校生でイタリア留学。そこで得た人生観
3)インターネットとの出会いと北尾吉孝氏との出会い

対談を終えて

 
道具としてみるか、本質を見るか

 インターネットの本質は、個人へのパワーシフトであるということを、今なら誰もが頷くところだと思うが、10年以上前に直感し、動き始めた人は多くない。確かにネットブームの際には、多くのベンチャー企業が生まれてきたが、その起業家の多くが、本質よりも道具としての表面的な部分に着目したビジネス発想だったため、合従連衡の波に飲まれていった企業も少なくない。
 そんななか、事業を拡大し、上場を果たしている数少ない企業の一つが、株式会社ネットプライスドットコムだ。今回お会いしたのは、その創業者で代表取締役社長兼グループCEOの佐藤輝英さんだ。

パワーシフトが進まない落とし穴

 佐藤さんが見つめたインターネットの本質の具体的な姿は、個人が消費者、所有者、発信・販売者という三つの役割を持つということだった。インターネット以前は、個人は消費者としての側面が強く、購入した後は、確かに所有者ではあったが、それを再び市場に出す術はほとんどなかったし、情報の発信は滅多にできることではなかった。
 ところが、ネットによって、所有しているものをオークション等で売れるようになり、ブログで情報も発信できるようになった。しかし、佐藤さんはそこの落とし穴に気づいた。販売も発信もできるようになっても、実際にそれに取り組む個人は、やはり少ないということだった。チャンスがあっても、なかなか一歩踏み出せない。そこに注目した。
 
パワーシフトを現実のものにした信念

 個人はパワーを持つと言っても、やはり一人ではパワーは小さい。その個人が集まって大きなパワーになる場を佐藤さんは提供することにしたのだ。個人が集まって、共同購入をするギャザリングを生み出した。共同購入と言えば、生活協同組合等、昔からあったものだが、集まれば価格が下がる仕組みと「ギャザリング」という新しいネーミングを付け、新たなものとして世に投げかけた。
 最初は、メーカー側の理解を得ることも難しかったが、今では、約190万人のユーザーが集まり、大変な存在感を持つ。
 お話をうかがっていて確信したこと。それは、個人へのパワーシフトを現実のものにした佐藤さんには、ネットを使う人間に対する揺るぎなき信頼と希望があることだった。


会社データ

URL http://www.netprice.com/
設 立 1999年11月
上 場 2004年7月 東証マザーズ
銘柄コード 3328(Yahoo!で株価を見る
資本金 2,330百万円(2008年9月末現在)
従業員数 148名(個別)、223名(連結)(2008年9月末現在)
主な業務 インターネット通販関連サービスを主要事業とする事業会社の株式等の保有を通じた企業グループの統括・運営等



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