藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年11月17日放送
株式会社イエローハット
代表取締役社長 堀江 康生さん

金融危機直後から業績急回復の経営術

金融危機直後に創業家から経営を任された堀江さん。怒鳴る、叱る、現場に行かない。独自の経営術で、急速に業績を回復したというその経営術を聞く。



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主な内容

1)ボーナス10ヶ月につられて転職
2)耐え忍びながら歩いた成長路線
3)リーマンショック直後の社長就任
4)周知を集めて一人で決める
5)怒鳴る叱るは、刺激と成長の源
6)原点回帰で業績向上
7)社長は現場に行く必要はない

会社データ

URL http://www.yellowhat.jp/
設 立 1962年3月
上 場 1990年12月 店頭登録
1995年12月 東証2部 上場
1997年12月 東証1部 上場
銘柄コード 9882(Yahoo!で株価を見る
資本金 15,072百万円(2009年3月31日現在)
従業員数 2,016名(連結) 305名(単体)(2009年3月31日現在)
主な業務 自動車用部品及びカーアクセサリーの販売(卸売り及び小売)

対談を終えて

 
会社の成長は、人の成長

 「会社は人なり」とは、誰もが認めるところ。そして、会社の成長とは、そこで働く人の成長でもある。だからこそ、経営者の仕事は、人づくりということができる。数多くの経営者の方にお会いすると、それぞれの人づくりのスタイルをお持ちだ。今回お会いした株式会社イエローハット、代表取締役社長、堀江康生さんにもそんな人づくりについて聞いてみた。
 イエローハットといえば、ロードサイドなどで見かける黄色い帽子の看板で有名なタイヤやカー用品を販売している全国チェーンだ。堀江さんで経営者は四代目。創業者が大きく成長させたイエローハットを新たなステージに導き、新たな成長の道を切り拓くのが堀江さんの役割でもある。

二期連続赤字で委ねられた社長職

 堀江さんに、経営が委ねられたのは、リーマンショック直後の2008年10月。ずっと黒字を続けてきた会社が、二期連続赤字になり、会社の純資産は目減り。継続企業の疑義に引っかかってしまう状況での社長としての船出だった。しかし、堀江さんは、そんな厳しい状況を「業績も回復する自信はあったのです。どことどこが問題になって、どこを直せばいいというのは、ずっと前から考えていました」とおっしゃる。それまで会社の経営を見る部署で働いてきたこともあり、勘所はある程度押さえていたのだという。その言葉通り、堀江さんは、半年足らずで会社を黒字に導いた。

叱ることは、刺激

 さて、そんな堀江さんが人づくりで大切にされているのは、叱ること。「人間は絶対刺激は必要です。まじめにやっていますだけでは絶対ダメです。たまにポンと刺激を与えないと活性化しないです」と、堀江さんは、怒鳴ることや叱ることは、社員にとって刺激であり、成長の源泉であると言う。
 もちろん、堀江さんだけが叱っているわけにはいかない。管理職にも叱る練習をしてもらわなくてはいけない。堀江さんは、そんな管理職にも部下を叱るきっかけを作っている。管理職を呼び出し、「おまえの部下はこうだから、今日の昼まで言っとけ」というように指示を出すそうだ。管理職は、昼までに叱らなくてはいけない。
 叱ることは、刺激。互いの心が開く瞬間でもある。こうして、イエローハットは、叱る文化で、互いの心の距離を近づけながら、堀江さんのリーダーシップのもと、新しい成長を続けていくのだと思う。




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