藤沢久美の社長Talk


今週の社長Talk


2009年11月24日放送

株式会社東京自働機械製作所
代表取締役社長 山本 治男さん

人とともに動く「自働機械」を作って60年

60年の歴史を持つ同社の主な製品は、包装機械。安全かつ開封しやすい包装を機械の開発とともに続けている。常に新たなものが生まれてくるモノづくりの神髄を聞いた。



主な内容

1)包装の歴史を創り続ける会社
2)高付加価値には、メンテナンスと価格も含まれる
3)お客様の立場のみならず、消費者の立場に
4)モノづくりの神髄がある現場
5)要素技術と日本の文化を活かして新展開を

対談を終えて

 
人とともに動く機械

 「機械を製造するメーカー」と言われても、よほど専門的な人でない限り、その仕事をイメージすることは難しい。今回お会いしたのは、株式会社東京自働機械製作所、代表取締役社長、山本治男さん。「自働機械」を作っている会社だが、一つ気づくのは、「自働」という文字がユニークであること。「自動」ではなく、働くという言葉が使われている。これは創業の精神にもつながるそうで、機械がただ動いて作業をするのではなく、働いて稼ぐ機械、人とともに動く機械という意味が込められているそうだ。こうした社名へのこだわりからも、この会社の文化が垣間見えるような気がしてくると思う。

日本ならではのこだわりの機械

 同社が作っている機械は、包装用機械。お土産店で売られているような箱入りおまんじゅうを紙で包んだり、チョコレートなどのお菓子をフィルムで包んだり、コンビニのおにぎりの複雑な包装機械も作っている。包装フィルムを開ける時に、テープ状のものをピリピリと引っ張って開けていくアイデアも、同社から生まれてきたアイデアだ。社歴60年を超え、世界で最もこだわりのある包装技術は、同社とともに生まれてきたと言えるかもしれない。
 包む対象も、生もの、堅いもの、柔らかいものなど多種多様で、包む素材も、紙やフィルムなどいろいろある。こうした幅広い用途と厳しい基準に合わせてこだわりの機械を作る技術は、世界でもやはり日本に軍配が上がる。

日本のモノづくりの進化を導くオーガナイザー

 そんな包装機械について、山本さんは、「包装機械そのものは、ロボットの集まりです。ある部分では、ものをつかんで動かして、搬送していく技術。フィルムとか紙を1枚ずつつかんで持ってくる技術とか。次に上から包むことになると、それを折っていく技術、それを接着する技術とか。個々の部分というのは、ロボット的な部分が非常に多いのです」と解説してくださった。実は、包装機械とは、日本のモノづくり企業が蓄積してきている技術の集大成の存在だ。日本企業は、オーガナイズが苦手だと言われるが、同社は、包装機械以外にもこうした要素技術を組み合わせ、環境リサイクルのための機械も作っている。まさにオーガナイザー的存在だ。山本さんの取り組みをうかがっていると、閉塞感ある日本には、明るい希望が数多くあることに気づかされる。
 


会社データ

URL http://www.tam-tokyo.co.jp/
設 立 1944年6月
上 場 1963年7月 東証2部
銘柄コード 6360(Yahoo!で株価を見る
資本金 954百万円
従業員数 294名
主な業務 一般各種自動包装機械、たばこ製造・包装機械、 圧縮梱包機、組立機などの開発・設計、製造、販売



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