藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年12月8日放送
デジタルアーツ株式会社
代表取締役社長 道具 登志夫さん

日本初、ネット普及に不可欠なフィルタリングサービス

1996年からインターネットの閲覧コンテンツを管理できるフィルタリングサービスの開発に取り組んできた道具さん。軌道に乗るまでなぜ待てたのか。過去と未来を聞いた。




主な内容

1)フィルタリングソフトとは
2)日本初フィルタリングサービスの立ち上げ
3)10年間で、2億8000万ページを確認
4)売上が伸びるまで10年近く待てた理由
5)社会的意義の高いサービスを維持する人材づくり
6)普及はこれからという日本市場

会社データ

URL http://www.daj.jp/
設 立 1995年6月
上 場 2002年9月 大証ヘラクレス
銘柄コード 2326(Yahoo!で株価を見る
資本金 683百万円
従業員数 112名(2009年9月30日現在)
主な業務 インターネットセキュリティ関連ソフトウェアの企画・開発・販売

対談を終えて

 
日本で最初のフィルタリングサービス

 今回お会いしたデジタルアーツ株式会社代表取締役社長、道具登志夫さんが立ち上げた事業は、インターネットの有害サイトの情報を見る見ないを制御するウェブフィルタリングソフトの開発販売と、メールのスパム対策や送受信のフィルタリングをするメールフィルタリングソフトの開発販売だ。メールのフィルタリングはかなり前から一般的だが、有害サイトを制御するフィルタリングサービスは、最近ようやく注目されるようになったサービスだ。そのサービスを、道具さんは、97年から着手し、98年から販売を始めている。日本で最も古いフィルタリングサービスの会社だ。

新たなソフトを作る時の基準

 フィルタリングサービス開発当初は、社員も10人足らず。社長は必要だというが、本当にニーズはあるのだろうかと疑問を感じる社員もいない訳ではなかった。けれども、道具さんには、必ず必要になるという確信があったそうだ。
 そんな道具さんに、新たなソフトを作る時の基準は何かを聞いてみた。
 「作る、作らないの判断はどこかといったら、まず、最低自分は欲しいかですね。自分が要らないものは、世の中の人も要らない。逆に自分は、お金を払ってでも欲しいという、最低でも自分がお金を払いたいと思うものは、欲しいと言う人は30人はいるだろうと、そこがベースです」とお答えくださった。

新たなものが生まれてくるとき

 マーケットニーズという言葉をよく耳にするが、究極、そのニーズを自身の体験を元に確信に変えられた時、それが製品として世の中に受け入れられていくのではないかと道具さんのお話を聞いていてしみじみ思った。道具さんも、前職で学校等を客先として回っていたことが原体験になっているし、子どもに対して、インターネットに触れて欲しいが、有害情報には触れさせたくないという親の心も根底にある。
 新しいものが生まれてくるとき、こうした人間的な体験と感情、そして、自分を信じる強い信念が不可欠なのだということを道具さんから教えていただいた。




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