藤沢久美の社長Talk


今週の社長Talk


2013年11月5日放送

焼津水産化学工業株式会社
代表取締役社長 山本 和広さん

老舗企業から成長企業への変革

史上最高売上を続けつつ、利益率は20年前の水準に落ちてしまった同社の社長に就任した山本氏。論理的な改革策を提示する一方で、人間力向上を重視。その経営戦略とは。



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主な内容

1)食品の世界の縁の下の力持ち
2)社長就任時に、役員に伝えた6項目
3)2年間で損益分岐点を10.5ポイント低下
4)成長軌道へ5つの挑戦
5)成長戦略に不可欠な社長による人間力教育

対談を終えて

今週のゲストは焼津水産化学工業株式会社 代表取締役社長 山本和広さんです。

山本さんはもともと銀行にお勤めだったのですが、10年前に焼津水産化学工業に移ってこられました。「最初は社長になるとは思ってなかった」と言う山本さんですが、3年前に社長に就任され、黒字体質、筋肉体質の会社に改革していくことに取り組んでいらっしゃいます。
今回の対談では、どういうふうに改革を進めていかれたのかというお話を主に伺いました。山本さんは、社長就任時に「6つの方針」を役員会で掲げられたのですが、そのお話をご紹介したいと思います。


「1点目が「率先垂範して行動する」。経営者自らが行動しないと会社は変わらないということです。そして決まったことはスピードをもって、スピード経営をやるということ。

2点目が、「現場主義」。顧客第一主義に徹するということで、現場、すなわち工場、あるいは開発現場、あるいは営業の中に入って、社員を鼓舞する、メッセージを送る、叱咤激励をするということ。そして顧客はもちろん第一のステークホルダーですので、「まず、YESから入りなさい」ということを言いました。

3点目が、「尺度を売上高から収益へ転換する」。実は私が社長を拝命するまで、11期連続過去最高売上げを記録していたのですが、利益は20年前と同じままでした。このときに、例えば指標として、売上高営業利益率というような指標があれば、やはりこういうような経営はしなかったと思います。ですから、「売上高から収益、利益へ転換する」ということ。

4点目が、「費用・投資対効果をベースに徹底的に販管費を削減する」。基本的にかなりぜい肉がついていましたので、これをそぎ落として、スリムで筋肉質な体質へ持っていきたいということ。

5点目が、「メーカーとして研究開発、生産、営業という横割り体制を強化する」。意外に縦割りだったのです。ものを色々と研究し、それを作り、販売して何ぼの世界。これが縦割りだったので、これを一枚岩にしようということで、横串を大きく刺したりということ。

最後の6点目が、「上場企業経営者としての資質・人間力を向上する」。我々は東証一部へ上場しています。特に我々経営者は、マネジメント能力、あるいは、行動力、リーダーシップ、コンプライアンス等、そういう意識をしっかり持って行動していかなければいけないということ。それともう一つ、やはり「YSKを担う人材育成」ということです。

こういった6項目を、社長を拝命した当日に、取締役会で発表したわけです。苦労といいますか、口では簡単ですけれども、色々な施策をやってきました。」


6項目、これを実際、実行するのって大変だろうなあ、と感じられると思いますが、まさに、今回の社長Talkでは、これをどういうふうに実践してこられたのかをじっくり伺っています。
そして、この中にもありますが、「きちんとした指標で、経営を見ていきましょう」と聞くと、なんとなく、欧米型のドライな経営をされたのではないかと思われるかもしれませんが、実は、そうではないのです。
評価のところはドライに数字をみるのですが、やはり、それを生み出すのは、そもそも人間としての力であるというところで、「人間力」をいかに高めていくかというようなことにも非常に力をいれてらっしゃいます。

非常にバランスのとれた経営、改革をなさったそのプロセス、そして、これからについてなど、いろいろなお話を伺っています。
ぜひ、今回の山本社長のお話を聴いていただいて、経営のヒントにしていただければと思います。


会社データ

URL http://www.yskf.jp/
設 立 1959年 3月
上 場 1988年11月 JASDAQ
1992年 9月 名証2部
2000年 9月 東証2部
2001年 3月 東証1部、名証1部
2006年 1月 名証1部廃止
銘柄コード 2812(Yahoo!で株価を見る
資本金 3,617百万円
従業員数 連結:365人(2013年3月末現在)
主な業務 天然調味料、健康・機能食品およびその他の食品製造販売



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